世界からの逆流
この地図は、日本を厚く描く理由を「身びいきではない」と書きました。その証拠がこの帯です。海の向こうの作り手たちが、影響を受けた相手として日本のゲームを自分の言葉で名指ししています。Hollow Knight のアリ・ギブソンは「メトロイド、ファザナドゥ、リンクの冒険を初めて遊んだときの感じを呼び起こすものを作ろうとした」と語りました。Hyper Light Drifter のアレックス・プレストンは、神々のトライフォースとDiabloの掛け合わせだと位置づけ、こう言い添えます——「大事なのは小さな仕上げなんだ。任天堂がとてもうまいやつ。あの小さな埃の雲とか、キャラクターの足がどこでぴたりと止まるかとか。ああいう細部が積み上がる」。Sea of Stars のティエリー・ブランジェはもっと直球でした。「クロノ・トリガーがあるから僕はこれを仕事にしている。だから何を作ってもそこに入ってくる」——そして実際に、作曲を光田康典に依頼しています。言葉だけでなく、人を招くところまで。影響は海を渡り、育ち、名前を変えて戻ってきます。地図の右端にあるこの帯は、行き止まりではなく折り返し点です。