放置とクリッカー
上の「神話」のとおり、この系譜は風刺から始まりました。三年後の2013年、ジュリアン・ティエノの『Cookie Clicker』が一日で作られて掲示板に投げられ、一時間で五万人、一か月後には一日百五十万アクセス。数が増えていくのを眺めること自体が気持ちいい、という発見が、放置ゲームという棚を作りました。腕は要りません。運も要りません。要るのは時間の経過だけ——四つの泉のどれとも少し違う、この地図でいちばん奇妙な遊びです。
神話の訂正
放置ゲーム・クリッカーは、儲かる型として狙って作られた
ジャンルの起点は皮肉でした。ジョージア工科大学のゲーム研究者イアン・ボゴストが2010年に作った『Cow Clicker』は、当時のソーシャルゲームがいかに空っぽな仕組みで課金と招待を回しているかを批評するための風刺作品です。牛をクリックする。六時間待つ。またクリックする。それだけ。ところが本当に流行ってしまい、五万人以上が遊び、ボゴスト自身が特別な牛を売って収益を得るという二重の皮肉に行き着きます。批評として作られたものが、本物のジャンルになりました。