MOTHER / MOTHER2
ドラクエを遊んだ糸井重里が「現代の日常を歩くRPG」を構想し、任天堂に持ち込んで生まれたシリーズ。キャッチコピーは「エンディングまで、泣くんじゃない。」。ここで名前の整理をひとつ——1995年に北米で発売され、後にカルト的に愛された『EarthBound』は、初代ではなく続編MOTHER2(1994)の北米版です。初代MOTHERの海外版は開発中止になり、世界に出たのは2015年(EarthBound Beginnings)でした。北米での商業的不振とネット黎明期のファンコミュニティでの熱狂、そしてUndertaleのトビー・フォックスが影響を公言する対象は、このEarthBound=MOTHER2のほうです。国内の売上より、海の向こうで静かに深く愛され、四半世紀後に影響が還ってくる(→世界からの逆流)。